本日は小島先生よりいただいたブログをアップいたします✨
今回は、年長の頃から本教室に通っている本谷理華さん(高校2年生)に、ピアノとの歩みを綴っていただきました。
受験や部活動など、その時々の生活と向き合いながら11年間続けてきた生徒さんです。
長く続けてきたからこその思いやエピソードがたくさん詰まっています。ぜひご覧ください。
【私がピアノを始めたのは、年長の頃です。きっかけは、友達がピアノを習っていたからでした。昔から、興味を持ったことは「とりあえずやってみたい」と思うことが多く、友達がやっているのを見て、私もやってみようと思ったのが始まりでした。当時は、まさか高校二年生になった今でも続けているとは思っていなかったと思います。
実は、その時バイオリンも並行して習っていました。いつまで続けていたのかはもう覚えていませんが、小さい頃からいろいろなことをやってみたいと思っていたのだと思います。その中でも、ピアノは気づけば一番長く続けている習い事になりました。
小さい頃のピアノの思い出で一番印象に残っている曲は、「人形の夢と目覚め」です。当時小学校低学年の私にはとにかく楽譜が長かったという記憶があります。また、この曲はお風呂が沸いたときに流れるメロディーとしても聞いたことがあったので、家で練習していた頃は、お風呂が沸いた音と自分が弾いているピアノの音を重ねて弾いていたこともありました。今思い返すと、かなり自由にピアノを楽しんでいたなと思います。
中学受験のときには、一度ピアノを辞めようと思ったこともありました。受験に集中するために退会届を出したのですが、そのときに当時の先生から「受験の合間の気分転換にもなるから、続けてみたら?」と言っていただきました。その言葉を聞いて、家に帰ってからもう一度考え直し、すぐに退会を取り消しました。
今振り返ると、このときに辞めなかったことは、自分にとって大きな出来事だったと思います。受験だからピアノを辞める、部活が忙しいからピアノを辞める、というように、何かのために完全にやめてしまうのではなく、その時々の生活に合わせて、自分のペースで続けていくという考え方をするようになりました。
ピアノを長く続けていると、練習の仕方も少しずつ変わってきました。昔は、時間があれば家で練習するという感じでしたが、今は高校生になり、部活などで忙しく、なかなか練習時間を作ることができません。特に部活が終わって家に帰る頃には夜遅くなっていることも多いため、帰宅してからピアノを練習することはほとんどありません。その代わり、たまに気が向いたときには、電車の中で楽譜を開いて譜読みをしています。実際にピアノを弾くことはできなくても、音符を確認したり、頭の中で音を想像したりするだけでも、次に弾くときの助けになります。毎日決まった時間に練習するという方法ではありませんが、そのときの生活に合わせて、自分のできる範囲でピアノに触れるようにしています。
高校ではダンス部に所属しているのですがダンス部で踊った曲や、部活で思い出に残っている曲をピアノで弾くことが最近は多くなりました。ダンスをしているときとはまた違った形でその曲に触れることで、部活での出来事やその頃のことを思い出すことができて楽しいです。
中学三年生のときに弾いた「証」という合唱曲も、特に印象に残っている一曲です。学校の合唱コンクールで伴奏をしたのですが、その年度の五月に腕を怪我して手術をしたため、しばらく腕をほとんど動かせない状態でした。リハビリも十分にできていない中で練習をして、本番を迎えることになりました。
怪我をしてから伴奏者に立候補するのは、今考えても無謀だったと思います。本番でも思うように指が動かない部分があり、決して完璧に弾けたわけではありません。それでも、その状態で練習を続けて本番を迎えたことは、自分にとって大きな経験になりました。大変だったからこそ、「証」という曲を聴いたり弾いたりすると、そのときのことを今でも思い出します。
今私にとってピアノは、ただ曲を上手に弾くためだけのものではなく、自分の思い出を残しておくものにもなっているのだと思います。曲を聴けば、「その頃の自分や出来事を思い出すことができる」そう考えると、年長から今までピアノを続けてきたことには、技術を身につけたこと以外にも大きな意味があったのだと感じます。
これまでの約11年間、ずっと順調だったわけではありません。練習が大変なときもあり、一度は辞めようとしたこともありました。それでも、その時々の生活に合わせて続けてきたことで、今ではピアノが自分の生活の一部になっています。
これから先、いつまで続けるのかはまだ分かりません。でも、今のところピアノを辞める未来はあまり想像できません。中学受験のときに一度辞めようとして、結局続けることを選んだ経験もあるので、これからも「何かがあるから辞める」のではなく、自分のペースで、ゆっくりまったり続けていきたいと思っています。
これからも新しい曲に挑戦するだけでなく、昔の思い出が詰まった曲や、これから新しく思い出になる曲を弾きながら、ピアノを続けていきたいです。年長の頃、友達が習っているのを見て「やってみたい」と思ったことから始まったピアノが、気づけば11年もの間、自分のそばにあるものになりました。
これから先も、ピアノを弾くことで新しい思い出を増やし、何年後かにその曲を弾いたとき、「この頃はこんなことをしていたな」と思い出せるような時間を過ごしていきたいです。】
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