History 蒲田音楽学園の軌跡

prologue

時を遡ること1945年。
戦争さなかのシベリアに、一人の若いバイオリニストがいました。

戦局は徐々に劣勢となり、その青年は捕虜となって身柄を拘束されてしまいました。
厳しい捕虜生活の中、青年は多くの捕虜仲間のためにベニヤ板と木片で、
即席バイオリンを作り、日本の曲を演奏しました。
仲間たちは涙を流しながら、音楽に聴き入り、歌いました。

その青年バイオリニストは強く思いました。
「音楽は一部の人のためのものではない、すべてのひとのものである」ということを。

…戦争が終結し、バイオリニストは東京に戻り、決意を固めました。
そして彼は昭和27年、東京都大田区に蒲田音楽学園の前身となる、
蒲田音楽文化教室を開いたのです。

prologue
蒲田音楽学園の歴史
#
This site is registered on Toolset.com as a development site.