フルート演奏に必要な12の大事なこと

タイトルにこう書いてあると「ナニナニ、フルート演奏に必要な12の大事なことだと?なぜ12個かと思うけど、気になるし、ちょっと読んでみるか?」と思わず本文を開きませんでしたか?

 

かくいう自分もyoutubeのサムネイルにこの手のタイトルが書いてあったら思わずポチっと動画を見てしまうタイプです。

 

コロナ禍を境にこの手の楽器奏法を解説した動画は増えたような気がします。

割りと簡単に奏法に関してのちょっとした知識が手に入るのは良い反面、ちょっとその説明は違うんじゃないなあとか、説明が足りないんじゃないかなあ····というのもあったりして、プロから見たらはこういうものの良し悪しは見たら分別つきますが、「フルートを始めました」という人が見たら誤解や迷いが生じてしまうのではと思います。

 

例えば、管楽器で「息を吐く時はお腹を支えましょう」というよく聞かれるこの言葉。

動画なんかではサラッと説明されることが多いんですが、具体的にお腹の支えとは身体のどこの部分を指すのかを説明している動画は少ないように思います。

 

 

楽器の組み立て方についても然り。

よく説明されているのは頭部管の唄口の中心と胴体のキーの中心は直線上になるようにというこの説明。

人によって腕の長さ、唇の厚さ、骨格などそれぞれなので身体のフォームと楽器のセットはその人その人でカスタマイズするほうが自然だし無理がない。

 

フルートを吹くということは唇、舌、喉、支え、重心、指、関節etc…と色んな身体の部位の相互の動きの総合で成り立っていて3つ4つくらいの要素で説明がつくようなものではありません。

 

ちなみに今回のブログタイトルの12という数字はフルート吹きなら殆どの人が持っている教本、タファネル=ゴーベールの「17のメカニズム日課大練習」からヒントを得たもの。

 

これを全部やるのは結構時間がかかるので、その都度自分に足りない部分を取り出して工夫して活用するのですが、この教本を解説した動画は色々あるけれど、実際にこれを正しく有効にどう活用するかは人それぞれなので、闇雲にやるよりはレッスンを受けて足りないテクニックはどこか、それをどう改善するべきか指摘してもらうほうが有益です。

病院でもらう処方薬と同じようなものですね。

 

病気になってインターネットの情報を読んで、それを鵜呑みにそれで済ますという人は少ないハズ。

やはり実際に対面でお医者さんに診察を受け処置や処方箋をもらったほうがが安心感がある筈です。

 

楽器も同じように上達したいならインターネットに出ているような動画や情報だけに頼るのでなく、実際にレッスンを受けたほうが上達の近道であることは間違いなし!

 

動画見るならレッスンに行こう!☺

 

······さて次回ブログは「フルートを吹く上で押さえておきたい3つのポイント」です。

 

えっ?!(‘◇’)

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